Gibson Murphy Labのサザンジャンボが素晴らしい!からレビュー(Gibsonの新品だけどビンテージっぽいギター)

Gibsonの新品のサザンジャンボがあまりにもよかったので、試奏したレビューをします。
僕が所有している1942仕様のGibson J-45 ヒステリックコレクション(Legendの原型モデル)と比較しますね。

目次

90万円の新品アコギ Murphy Lab Collection 1942 Banner Southern Jumbo Vintage Sunburst Light Aged
とは

エレキギターではおなじみらしいMurphy Lab 。
新品だけどビンテージっぽく加工したシリーズらしいです。トム・マーフィーさんって人のチームで作ってるんだって。

このサザンジャンボは定価は90万円。Gibsonの最上級ラインCustom Shopのラインで作られたものです。
トップ材はサーマリーエイジド加工されたアディロンダック・レッドスプルース。Gibson Custom Shopでよく聞くニカワで接着したモデルです。

見た目のビンテージっぽさも素晴らしいけど、音もビンテージ仕様です。
音が過去弾いてきたGibsonアコギでTop5にはよかったので紹介します。ずっとJ-45を追ってきてきたけど、好きなのはサザンジャンボの音なのかもしれない…!

▼参考のため最近保有してるアコギ

  • J-45 ヒスコレ(Legend)
  • D-28 Marquise
  • Taylor 214
  • J-160eビンテージ
  • LG-0 ビンテージ

Murphy Labサザンジャンボを弾いた感想

家のJ-45と比較して、高音がスパッと抜ける!と思いました。ストロークが軽くても大きな音がでる僕の思う「鳴るGibsonアコギ」の中のNO1かなと思いました。

あと、ハリのある音だなとも思いました、J-45となにが違うのかわからなかったけど、前に出るハリを感じました。これはあとあと気づいたけどバック材が大きく左右していそうです。低音もJ-45より鳴ってるイメージで、雑な言葉を使うとドンシャリな音でした。(サイド・バック材のあとは、のちほど…)

J-45もある

音はビンテージ感?

ハリのある音だけど、新品のアコギのあの音のキンキンさはまったくありませんでした。音もでかい。
しいて言えば、ビンテージ特有の音の深さみたいなのはなかったかもしれない、いや、あったかもしれないけど、それより音のハリに圧倒されてしまったんだよね。新品特有のキンキンさがないだけすごいよね。

帰宅後、このモデルについての動画を探していたら、これを見つけました。ここでもサザンジャンボとJ-45の違いについて同じようなことを言っています。(43:53あたりでJ-45は中音が出てまとまった音、サザンジャンボはきらびやか、わかるー!)

まさかのサイド・バック材がローズウッド

なんでこんなハリのある音なんだろう?と思っていたら、このサザンジャンボはサイド・バック材がローズウッドなんです。「あれ?サザンジャンボってサイドとバックがローズウッドだっけ?」と思って調べたら、このモデルは特別にローズウッドらしいです。(初期のサザンジャンボはローズウッドのモデルがあったとか)

ローズウッドだとハリがあるわけじゃないけど、たしかに密度のある音というか、明るさと言うかはバックがローズウッドだからかなあと思いました。

ネックを握った感想

1942モデルと聞いていたので、ネックは劇的に太いのかと思ったら、そうでもありませんでした。
僕の1942のJ-45はベースボールバッドっていうんですか?もうとにかくネックが太いんですよね。

それに比べたら、普通のネックだった気がするのですが、1942モデルのJ-45と比較しなかったらあのネックが太いのか太くないのかはわからないなと思っています。(細くはないだろうけどね)

ビジュアルもすごい

イケベ楽器のチャンネルをみるとわかるけど、すばらしいビジュアルのアコギです。
ビンテージ感はあるけど、やりすぎてない感じがいいんです。近くで見るとサウンドホールが上下少しだけ削られていたり、打痕なのか、ゴミなのかみたいな傷がたくさんついているギターです。

そして、このラッカー塗装の光りすぎない感じがビンテージギターって感じがして、コレコレ!みんな欲しいのこれでしょ!と思いました。

最近のMartin D-28は、ビンテージっぽいプリントのモデルがあったり(これは微妙よね)、ストリートマスターもいいんだけどちょっとやりすぎかなあと思っていたところ、さすがGibsonわかってるじゃねえか…と思いました。でもスタンダートモデルのJ-45はピカピカで、あれはあれでいいけど、半分くらいマットなサテンモデルのほうが好きな人多いんじゃない?なんて思うけどねえ。

まとめ

僕の持っているJ-45 1942 HC(2006年製)が発売された時、当時のマスタービルダーのレン・ファーガーソンさんが「新品でこれより鳴るギターをみたことがない」と言ってたらしいけど、多分今のカスタムショップ製のGibsonの方が鳴るわ…と素直に感心しました!技術って進歩してるのね。

とりあえず、J-45 1942 HCの弦でも張り替えてみようかなと思った日でした。

Murphy Lab Collection 1942 Banner Southern Jumbo Vintage Sunburst Light Aged 販売価格¥929,800(税込)ですが、楽天で見ると70万円くらいで売ってますね、高い!ポイントが4万円くらい付く店もあるってさ。

最初にサザンジャンボの音が好きなのかも…って書いたけど、シンプルにGibsonのローズウッドの音が好きなのかもしれない…!

おすすめ試奏動画

Murphy Labのサザンジャンボの試奏動画を探しているのですが、音が悪かったり、コンプがかかりすぎてるものや、オープンコードばっかり弾いて「なんとなくよく聴こえる」みたいな動画が多いのですよね…

日本版じゃないアメリカのGibsonTVは、動画の雰囲気がかなりいいんだけど、「もっと弾いてくれー」って感じだしなあ。(字幕つけると翻訳された字幕が出るよ)

▼ストローク強めだけど、これはこれでいい音、サウンドホールの削れは日本でみた個体より強めだわ。

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この記事を書いた人

デザイナーのベーコンです。
このサイトでは音楽制作について書いていきます。
2021年はフリーBGMもここで公開しようと思っています。

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