ベーコン(@BaconFes)です。
ベーコン
札幌在住のグラフィックデザイナー。
著書 レイアウト・デザインの教科書(SBクリエイティブ)
犬のYouTubeは登録者10万人超え。2024年も音楽制作に力を入れています。
ノイズ体験談をさらに追記しました
最近Audiostockに曲を登録しているのですが、ノイズ審査で弾かれることが数回ありました。
しかもその理由がまったく同じでした。
結論から言うと、Arturiaの「Tape MELLO-FI」というローファイテープエフェクトを使っていると落ちました。
アナログの風味を出す系のプラグインです。
2021年末に無料で配布していたものですね。
もう少しの詳細と実際の音源も公開します。
Audiostockからくるリテイクのメール
だいたいこんな感じでメールが来ます、親切。
場合によっては0:50〜あたりからノイズが聞こえます。みたいなことも教えてくれる。
リテイク理由:冒頭より「サー」といったホワイトノイズの混入が見受けられます。意図的に挿入された音でない場合はご調整いただき、再登録をお願いします。
また、意図した音の場合は、ユーザーにそのことがわかるように詳細説明にその旨を明記の上で再登録をお願いします。意図的に入れたノイズの場合でも、音源販売という特性上からご希望に添えない場合もありますのでご了承ください。なお、誠に申し訳ございませんが審査の内容について個別の回答はいたしかねますのでご了承ください。
秒数とどんなノイズなのかを教えてくれるのは、非常に親切です。
今回登録した曲はすべて打ち込み
ちなみに今回Audiostockに登録した曲は、ほぼ打ち込みのみ。
生演奏よりはノイズが入りにくいはず。
少しだけエレキギターが入ったりする場合はありましたが、ほとんどが打ち込みでした。
アナログ系のプラグインの罠
アナログ系のプラグインすべてが悪いとは言いませんが、テープをシミュレートしてるわけですからね、そりゃ「シュー」とか「サー」とか鳴りますよね。
そういうノイズもアナログっぽさの一つですからね。
そしてAudiostockはアートを販売する場所ではないので(音楽って曖昧な表現も魅力なのでむずかしいけど)ノイズがあると審査が通らないという気持ちもわかります。
▼こんなことになったら大変ですしねえ
- 映像制作会社が音源を買う
- そのお客さんがノイズが乗っていることを指摘
- ノイズは「表現」かもしれないけど説明しづらい(直接、曲を作った人と話できないし)
という考え方は想像できます。
Audiostockは法人の利用が多いので、ユーザーがトラブルにならないように気をつけているんですよね。
もちろん、ノイズあったほうがいい曲になるのに…という気持ちもわかりますけどね。
ノイズの確認方法
ここで、ちょっとプチ情報でノイズを確認する方法です。
Audiostockのノイズ審査って厳しいので、たまに「あれ?どこがノイズ」ってなりません?
出先でノイズでリテイクのメールが来たとき
・AirPodsPro
・ソニーの3万円のイヤホン
で聴いてもさっぱりノイズがわかりません。
下手したら家のスピーカーでもわからない。
そんなときはこれです。
これ、ノイズ発見器としてもかなり優秀なヘッドホンです。
SONYの定番のヘッドホン。
ずっと持っていたけど良さを感じてなかった。
でも最近
・ノイズ発見
・今、この曲の構成がどうなっているか
を把握するために最強のヘッドホンなんだと思いました。
昔よりいいオーディオインターフェースを使っているからよりわかるようになったのかもしれないけどね。
MDR-CD900STは偉大です。
▼使っているのは定番のAPOLLO TWIN Xです。
▼昔の良かった頃?のAKG k240も持ってるけど、ぜんぜん違う。MDR-CD900STに似てるって話し合ったけどぜんぜん違う。
ノイズ審査で落ちた音源と、ノイズ審査受かった音源(同じ曲)
今回ノイズ審査で落ちた曲も公開します。
これ、思った以上に小さなノイズなんです。
ソロトラックにするとわかるんですが、ミックスされた状態だと結構気づきづらいかなと思いました
じゅんびちゅう…おんげん
アナログテープ系エフェクトには注意しましょう
アナログテープ系エフェクトはシューッという音がなることがあるので、注意しましょう!
でも「Tape MELLO-FI」はおもしろいです。
Softube のTapeなんかも欲しかったけれど、審査にひっかかってしまうのかな…
ちなみにマスタリングは毎回OZONE9を使っています。
OZONE9はほぼ自動設定でやっているのですが、今確認してみたところVINTAGE TAPEのエフェクトは立ち上がっていないですね。これ使った場合もノイズ審査が落ちるのかもしれません…
追記 → ノイズ審査落ちまくり
最近、Audiostockを月30曲以上の登録したりしているのですが…
たまにノイズ審査に落ちることがあります。
もうアナログ系のプラグインを使っていないのですが理由は意外なものでした
口笛音源もノイズ審査にひっかかるときがある
僕は口笛音源でお散歩系の曲をたくさん作っています。
ほとんどの曲はノイズ審査にひっかからないのですが、今回まとめて4曲(4パターン)ひっかかりました。
確認してもなかなかわかりづらいノイズだったのですがsony cd900stで確認してやっとわかりました。
多分、口笛の息の音がノイズと判定されている。
もちろん、音程がない部分の息の音はノイズと判定されるのはわかるのですが、今回は音の上に乗っている息の音。
意味わかりますかね?口笛って音がなっていても息が漏れるじゃないですか?あの音です。
あの音がよくあるノイズ「シュー」って感じのあれに似てたんですよね。
今回リズムトラックを減らしたバージョンなどを登録したことにより、口笛のノイズがより目立ってしまったのかと思います。(リズムがあるとノイズとわかりづらい)
口笛のノイズ対処法
ひとまず、口笛音源の該当フレーズのベロシティを変更して対応してみました。
ベロシティを変えると違うサンプルがでる音源なのでこれでノイズに聞こえなくなるといいのだけど。
ノイズ除去していてわかったこと
僕は口笛音源のキンキンした感じが気になっていたのでEQでかなり高域を削っていました
そのおかげで余計にブレスの音が気になるようになったのかも。
ごめんよ、口笛音源。
▼ノイズ除去して販売開始になった曲よ